インナーカラーを入れる際に、ロングで目立たせるにはどれくらいの明度差を付ければいいのでしょうか?失敗談も交えてお伝えします。
インナーカラーって何??
読んで字のごとく、髪の毛の内側だけにカラーリングをする技術です。
オーダーされる方のお話をお聞きしてると、こんなお悩みのある方々がされてゆきます。
- カラーに制約のある方
- 髪にインパクトをつけたい方
- セットした時にちょい見せしたい方
全体にカラーリングは難しいけれど、カラーはしたい。
髪をおろしている時はカラーをやったのがわからない、
インナーカラーが良いみたいです。
髪の長さによりカラーを入れる場所が違う
ロング・肩上のミディアム・あご下のボブ。
長さ(レングス)によって入れる場所が微妙に違います。
ロング
インナーカラーを付ける面積が広いので、一番目立つ。
ただ、毛量・髪が硬いなどの諸条件で少し変わってしまいます。
アップにする時に目立たせたい場合は、サイド~襟足の生え際に入れると目立ちます。
そこに、暗い自毛が混ざり合ってメッシュみたいな出方になり、
色のコントラストで動きがとてもわかりやすいです。
肩上のミディアム
この長さも髪の重なりが重いボブなのか、軽やかに段(レイヤー)の入った
スタイルかで少し変わりますが、ロングに比べると長さが無いぶん
カラーの面積が少ないので、少し目立たせたい場合は表面に近いところに
入れないと、下ろしている時は全然わからないと思います。
サイドに入れるのが良いかもしれません。
サイドなら、耳にかけた時にカラーが出てくるので、ご自分で鏡を見た時の満足感もありますし、
後ろ髪に入れるよりも髪の振れ感で見えるので。
あご下ボブ
ボブもショート寄りになってくると、サイドは表面に近いところに入れないと
よくわかりませんし、襟足も短いのでやはり表面に近いところが良いと思います。
経験上、あまりに内側の下の方だと目立たず、お客様の満足が得られない気がします(汗)
明度差はどの位つけるの?
アンダーの色と最低5トーンくらいは差をつけないと
色の違いがぼんやりで、インパクトもなく「あれ、普通のカラー??」
のような感じで終わってしまいます。
もし、お客様で学校、職場で制約があり
あまり目立たせられないと言う方は、オススメしません。
インナーカラー自体が明度差を入れてのデザインになるので、
究極黒と白、になりますので、制約がある方は
普通のカラーリングの方がお役に立てると思います。
インナーを目立たせる為、下ろしていても
髪が揺れた時に内側のハイトーンが見えてしまうので、
バレます。
インナーカラー伸びたらどうするの?
インナーカラーは、細くいれるメッシュと違い
細かくない分、メンテナンスはしやすいです。
伸びてきた根本はリタッチしてあげれば良いし、
ワントーンに戻すのでも、色を抜いている分
色素はのりやすいので、長期間もつハーブ系の
草木染めを使えば褪色もほぼないので
マメに染めなくてもOKです。
デメリットがあるとすれば
髪のダメージが場所によりだいぶ違ってくるので、
パーマ、縮毛矯正をされる時は注意が必要です。
日々のヘアケアを意識すれば、
現状を維持は出来るので是非されてみて下さい。
その中でも、あまり重要視されてないのですが
シャンプー剤とても大切です。
シャンプーで髪質も変わると言っても過言ではありません。
その辺を記事にしてますのでサラッと良ければどうぞ↓↓↓
インナーカラーまとめ
年代、職種によって出来る、出来ないがどうしてもあると思います。
人と違うオシャレをしたい方には、個性を発揮できて
オシャレも多様化してきた現代には
良いのではないでしょうか。