独立の先へ。ビジネスとしての美容院

独立の先へ。ビジネスとしての美容院

ありがとうございます。美容師×経営者×ブロガーのyamaです。

美容院を独立して、ビジネスとしてやって行けるのか?

独立に伴い、迷いや不安がある方へ、店舗経営について

話していこうと思います。

この記事を読めば、店舗(業種関係なく共通)経営にとって

気を付ける3つのポイントがわかります。

Contents

独立したら大切なビジネス基本のキ

ポイント1

買い手(顧客)側から見た視線を意識する。

とても大切な要素です。特に美容院経営していますと、

売り手側の意識が強くなってしまい、顧客が買いたい商品でなく、

売り手が売りたい商品になってしまっている事が多いのです。

そもそも、「儲かる」とはどういう事でしょうか?

あなたが提供する商品・サービスを、顧客が買うと言う行動があり

初めて「儲かる」事になるのです。

それでは、もう少し紐解いて行きましょう。

売り手側から見た商品

とは、具体的にどういう事なのか?ここに、新商品のトリートメントがあるとします。

お店として、売上を上げる為に、「目標150個」とか、「50万売上を作る」

このような目標になると思います。当然の事ですよね。

あと、「この商品はイイ物だから売れる」とか、「自分は技術がうまいから」

なども、売り手視点になります。一方、買い手側から見るとは?

買い手側から 見た商品

顧客から見た目線なので、何個売ると言う視点ではなく、

○○個買って頂く為には、どうすれば良いだろうか?と考え

顧客がお買い上げ頂くまでの動線を作る

つまり、どのように働きかければ、購入して頂けるのか?

顧客に、こう行動して頂きたい。そのための行動設計図を作るのです。

これら2つの違い、お分かりでしょうか?

モノに依存した視点で見るか、自分で考え、自立した視点で見るかの違いがあるのですが、

そう言うと、逆に難しいですかね(汗)

広く商売と言う視点でも同じで、商売を安定的に継続させるには、

いつの時代も、時代にあった改善が必要です。

ポイント2

独立とビジネスは安く買って、高く売れ

ここで触れます安く買うとは、いろいろあります。

  • 材料費
  • 人件費
  • テナント料

毎月かかる固定費があります。利益を出す為に、固定費を¥1でも安く

抑える努力が必要になります。

毎月かかる、上記3大固定費は常に意識して、抑える努力が必要です。

独立して、ビジネスを始めるにあたり、まずはテナント料が安い物件選びが大切です。

※独立が初めての方で、資本がない場合は特に慎重に選ばれた方が良いです。

私も、美容院を数店舗経営を預かっているので、実感として立地が良くても、

テナント料が高いと、利益は出にくいです。

人件費・・・人に関しても、人件費コントロールはとても重要です。

スタッフのモチベーションを損なわない程に保証させてもらい、

けれど、出しすぎないのもポイント。人件費が固定費の中で、1番かかりますから。

各業界の労働分配率が出ています。参考にしてみて下さい。

材料費(仕入代)・・・仕入れにかかる経費です。ここも工夫が必要です。

独立したての時は、売れ筋のデータがありません。

初年度はテスト期間と考え、この期間は、データを取るための

投資と考え、少し無駄にかかってしまっても、止む負えないと思います。

ただし、データが出てからは、どんぶりではいけません。

無駄がないか、チェックが必要です。

仕入値を抑える方法として、大口で頼む。横の繋がりで、

違う会社同士が集まって、まとめて注文する。個店では大した事ないかも

知れませんが、人数が集まれば大口注文になるので、

経費を抑えられます。

ポイント3

集客と教育

顧客を集める事、スタッフを集め、教育する事。

集客は、認知して頂く為の行動。買って頂くお客様が居なければ

商売は成り立ちません。「ここに居ますよ~~」と旗を振らなければいけません。

旗を振ることで、お客様も、スタッフもビジネスに気付いてくれて、

自然と集まるようになってくれます。ここでも、前述した買い手視点が必要になります。

今の時代、情報が溢れていますし、スマホですぐに調べられます。

買い手視点で見たときに、今の時代、より大切なのが、温かみだったり、

人となりを知れる情報を発信された方が良いように思います。

自分で、人を雇う経験をさせてもらって思うのですが、

人を扱う以上、楽して稼ごうと思ったらダメです。

積極的に、スタッフと関わりを持つようにしないといけません。

なぜなら、いくら良い教育をしても、最後は「この人に付いて行きたい」

「ここで頑張りたい」と根底で思わせられなければ、

お給料(固定費)ばかりかかってしまって、スタッフ自身のアイデアで、

顧客視点は何かを考えるようにならないと思います。

やりがいが、お給料とバランス良く保てていないと、

お店の為に良いパフォーマンスをしてくれないと思います。

まとめ

独立して、ビジネスを持ったら、気を付ける3つのポイントがあります。

1.買い手視点

2.固定費を抑え、安く買って、高く売る

3.集客と教育

私も、創業して13年ビジネスを継続しています。

13年の経験の中で、導いた3つのポイントを具体的にお話させてもらいました。

ビジネスを持つと言う事は、世の中の人口の2割になるという事です。

少数派に入るので、理解されない事も多々あります。

ご自身の精神衛生を保つ為に、うまく抜きながらビジネスに向き合って下さい。

経営者として1番の能力は、継続する事ですから。

モチベーションの維持は大変ですが、とても大切な能力のひとつです。

以下の記事で解説していますので、そちらを参考ください。